感情を活かして人生を楽にする
「闇と困難なことは光と楽なことと同じくらい必要なのだ。」
介護の仕事をしているアラフィフの女性のお話。
早く帰りたい
おみそさん(仮名)は、介護の仕事をしているアラフィフの女性です。
長年、介護の仕事をしているので、仕事的には慣れたものではあります。ですが、人間関係に慣れることはありません。
スタッフの入れ替えがあったり、利用者も個性的な方が多いです。必然的に気苦労も多くなり、ストレスも溜まります。
仕事が終わったら、さっさと帰りたい気持ちもありますが、そうもいかないことが多いです。
そんなおみそさんがセッションを受けました。
感情への対処
内的対話
セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。
最初に身体が反応したのは、『内的対話』という言葉でした。
『おみそさんの内的対話って、どんなことを言ってる?』と、身体の反応。
「自分の中での会話ってことですよね。普段は気にかけたこともないけど、改めて聞かれると、どうしてだろう?とか、なんでだろう?って、いつも言っています。」と、おみそさんは答えました。
『そのときに、おみそさんは何を感じているんだろう?』
「不安とか心配です。自分が何か悪いことをしてしまったんじゃないかとか、いつもそういうことを考えてしまうんです。」
気づくこと
『じゃあ、どうしてだろう?やなんでだろう?を、どう変えていけば人生が楽になると思う?』
「どう変えていけば・・・。そうですね・・・。不安や心配がなくなるっていうは、それはそれで問題だと思うので・・・。不安や心配が過度ではない状態、つまり、適度な状態になれば人生が楽になるかもしれないです。」
『じゃあ、不安や心配が過度ではない状態になるために、何が必要だと思う?』
おみそさんは悩みました。
あれこれと思いついたことを言っていきますが、それらのどれにも身体の反応はありません。
そして、最後にようやく反応があったのは、
『不安や心配が過度になっていることに気づくこと』でした。
『気づけたら、次は何をしようか?』と、身体の反応。
またもやおみそさんは悩みましたが、「気持ち的に上がるような、良い方向に対処することでしょうか?」と、答えました。
それに対して身体の反応は、『YES!』。
ということで、良い方向に対処するという信念に変えるためのエネルギーワークをしました。
甲状腺を協調させる
今回行ったエネルギーワークは、甲状腺に関する内分泌腺をエネルギー的に協調させることです。
甲状腺に関する内分泌腺は、甲状腺、視床下部、脳下垂体の3つです。甲状腺は、視床下部と脳下垂体によって制御されています。甲状腺は、活発すぎても、不活発すぎても、心や身体に悪影響を与えます。心身の不調である、いわゆる未病の状態は、甲状腺のアンバランスによるものが少なくないかもしれません。
ということで、3つの内分泌腺が協調して働き、適切に機能するようにエネルギーを整えました。
身体からのメッセージ
そして、最後に、身体からのこんなメッセージがありました。
それらはともに存在し、闇と困難なことは光と楽なことと同じくらい必要なのだということが体験からわかるようになったとき、世界を見る私たちの視野はまったく違ってきます。生のすべての色を私たち自身に浸透させることで、私たちはさらに統合されます。
OSHO 禅タロット
こうしてセッションは終了したのでした。
意識の方向性を変える
甲状腺のアンバランスにより引き起こされる症状には、さまざまなものがあります。
その中の一つに、神経症的な不安があります。
不安は、最悪の事態を予想することができる大切な感情です。
不安による不快感を避け、何もしないでいれば、最悪の事態が起こり、にっちもさっちもいかなくなるかもしれません。逆に、不安を受け入れて、効果的に対応していけば、人生が楽になります。
ネガティブな感情もポジティブな感情もすべて受け入れて、活かしていくことが、結果として幸福につながります。
感情に囚われるのではなく、活かす方向へと意識を変えたおみそさんでした。