自分を受け入れることで変容する
『自分をつかめて来たって感じです。』
現状を変えたいし、やりたいことをしたいという、人間関係が苦手で引きこもり気味な30代の女性のお話です。
現状を変えたい
モモさん(仮名)は、実家で暮らす30代の女性です。
家族などの人間関係はうまくいってなく人付き合いが苦手で、引きこもり気味です。
そんな現状を変えたいという気持ちがあり、何か夢中なれるワクワクすることをしたいとも思っています。
そんなモモさんは、スピリチュアルやエネルギーワークに興味があり、海外まで学びに行ったこともあります。
ですが、学ぶときはそれなりに楽しいのですが、学んだあとも夢中になったりワクワクして取り組むということはなく、学んでからそれ以上のことをするということはありません。
何かやりたいことをしたいと思ってはいるものの、やりたいことがわかりません。
でも、現状は変えたい。
そんなぐるぐると堂々巡りをしているモモさんがセッションを受けました。
潜在意識の声を聴く
パッとしない
セッションはすべて身体の反応を確認しながらおこなっていきます。
まずは、以下の3つの言葉が反応しました。
”身体にたまったブロックがとれ、自分の深ところにつながりやすくなります”
”ただ夢中になること”
”私にはアイデアを受け入れられる明晰さがあります”
これらを聞いてモモさんは、
「アイデアを受け入れても自信がないです。そして、それらの言葉を聞いてもなんだかパッとしないです。」
と、なんだかもやもやしている様子。
その後も身体は本やオラクルカードのいろいろな言葉に反応します。
まるでモモさんの潜在意識が顕在意識に何かを伝えたい、もしくは、何かに気づいてもらいたいかのように、いろいろな言葉に反応しました。
しかし、モモさんはやはりどの言葉もパッとせずもやもやしている様子。
言葉に対して、もしくは、その言葉を読み上げているプラクティショナーである私に対して、反発すら感じていたかもしれません。
自分を受け入れる
そして、様々な言葉に対してパッとせずもやもやする状態が続いた最後に、今までモモさんを生きづらくしていた信念を生きやすくするために”『自分を受け入れる』という信念に変える”という身体の反応がありました。
これに対して、
「これはなんとなくしっくりきます。」
と、これにはモモさんも腑に落ちている様子。
こうして、生きづらくしていた信念を、新しく『自分を受け入れる』という信念に変えるためのエネルギーワークをして、セッションを終えたのでした。
自分をつかめてきた
気づきのタイミング
「今回はまとまりのないセッションだったなー。」
と思っていた翌日、モモさんからメールをいただきました。
「昨日はセッションありがとうございました(^ ^)
昨日のセッションの意味がいろいろわかってきて…
二面性の話を掘り下げる必要がなかったことも
現実かどうかって話も
やったことあるとかないとかじゃないってとこも
あなたが始めなさいってとこも
自分を受け入れるってテーマになったことも
その調整が少なかったことも。
自分をつかめて来たって感じです。」
セッション中はパッとせずもやもやを感じていたモモさんでしたが、セッションが終わってから、いろいろな気づきがあったようです。
セッション中は意味がわからないと思っていたことでも、セッション後、さらには数ヶ月後に、腑に落ちる、気づくことがある、ということも多々あります。
その人にとって適切なタイミングで、気づきがやってくるのかもしれませんね。
受け止めることで変容することができる
不思議なことに、自分をありのままに受け止めれば、自分を変えることができるのだ
カール・ロジャース
過去や現在の状況を分析したり、外側に何かを求めたりしなくても、自分をありのままに受け止めることができれば、自然に変容していきます。
『自分を受け入れる』という新しい信念を持ったモモさんも、これから少しづつ自分を受け入れ、変容していくのだと思います。
考えるのではなく感じる
個人セッションのベースとなっているインテグレイテッドヒーリングを創ったマチルダはセッションに対して、
「全てを知らなくていい。」
と言っています。
なので、生きづらくいている信念や根本原因を明確に知る必要はなく、筋の通った物語のようなセッションである必要もありません。
モモさんはセッション中パッとせずもやもやしている様子でしたが、それはそれでよかったんだと思います。
頭が満足するようなセッションは必ずしも必要ではないということを示してくれたモモさんでした。