人生の目標に向かっていく

2022年10月3日

数日前、ふと昔どんなセッションをしたのかな〜と思い、過去のセッションレポートを手にしました。

そこで見つけたのは、母におこなったインテグレイテッドヒーリングのセッションレポート。

8年前のセッションレポートです。

私がインテグレイテッドヒーリングのプラクティショナーになったのが、2013年のこと。

それから約1年後に母におこなったインテグレイテッドヒーリングのセッションとその後の母の生活のお話です。

やることが決められない

当時、母は70代前半。

好奇心旺盛で、何にでも興味を示し、当時の趣味は絵を描くこと。

そして母の年代には珍しくスピリチュアルが大好きで、本を読んだり、チャネリングやリーディング、タロットのセッションを受けたりしていました。

そんな母が当時悩んでいたのは、何かやりたい。

けど、今やっている絵を描いたりスピリチュアル的なことをしていてもやっている感はなく、このまま続けていてもどちらも中途半端になりそうだけど、どちらとも決められない、とのことでした。

そんな悩みを抱えていたとある日、母がタロットのセッションを受けました。

テーマとしたのは、絵を描くことを続けることと、スピリチュアル系の何かをやることについて。

タロットが伝えたアドバイスは、

「絵は才能があるので続けたらいいですよ。

スピリチュアル系のことはもう少し勉強して内容を掴んでからやるといいですよ。」

とのことでした。

それを聞いて母は、

「そうね、スピリチュアル系といっても何をやるのかも決めてないし、ちゃんと人が納得できる説明ができるかというとまだそこには至っていないわね。やるならもう少し勉強してからだわ。」

と、アドバイスに納得した様子でした。

とは言いつつも、悩みが解決したわけではなく、

「スピリチュアル系は専門的だしきちんと説明できるようになるのは大変そうでめんどうだし、長年絵を描いてきたから絵に力をいれようかしら・・・。」

と、ぐるぐると悩み続けていたのでした。

人にアドバイスするためのいろいろな能力を身につける

そんなぐるぐると悩み続けている母にインテグレイテッドヒーリングのセッションをしたのは、さわやかに晴れた初夏の日でした。

セッションのテーマとなったのは、「絵のこと」。

「スピリチュアル系のことは今までかなり勉強したし、やるとなると専門的なことになる。絵は趣味として描いているけど、だんだん上手くなっている。」

と眉間にシワを寄せて、ぐるぐる悩む母。

そんな母に潜在意識からのメッセージを伝えたりして、母の内側を探求して深掘りしていきました。

そして、施術ベットに横になり、身体の反応を確認するために右腕を私に委ねた母が考えた、今後進んでいく方向性は、

『人にアドバイスするためのいろいろな能力を身につける』

でした。

これに身体も「イエス!」という反応で、母もしっくりくるものがあり納得したとのことでした。

眉間に入れていた力も緩んで、顔つきもいくらか穏やかになりました。

方向性が決まったところで、ぐるぐる悩んでいた思考を手放し「人にアドバイスするためのいろいろな能力を身につける」方向へ向かうためのエネルギーワークをしてセッションは終了したのでした。

大きな目標に向かっていく

当時の母曰く、

「人は次の目標、次の目標と大きな目標に向かっていくのね。」

「絵は趣味でやっているけどスピリチュアル系は心の底からおもしろいと思う。絵は趣味として楽しもうかな。」

とスッキリとした様子で感想を伝えてくれました。

その後の母がどうなったかというと・・・

チャネリングなどのスピリチュアル的な講座を受講して学びを深め、

約1年後には、チャネリングとキネシオロジーを生かしたタロットを提供し始めました。

そして、さらにその約2年後には、「宇宙さんにスケットをお願いする講座」「宇宙のお茶会」を開催。

忙しくはあったけど、やりがいのある充実した日々だったようです。

とはいっても、高齢で体力の限界を感じたとのことで、タロットも講座も今は提供していません。

ですが、好奇心旺盛なのは相変わらずで、今はピアノを趣味にしつつ、解剖生理学を学んでいます。

母が言うには、「解剖生理学を学ぶのはめっちゃ楽しい!」とのことで、嬉々として勉学に励んでいます。

仕事としてのタロットや講座は行っていませんが、以前に身につけた知識や今学んでいる知識を生かして家族や友人にアドバイスすることはあるとのこと。

私も疑問に思ったことは聞くことがあります。

今回、昔のセッションレポートを振り返ってみて、8年前に決めた『人にアドバイスするためのいろいろな能力を身に付ける』方向性を今でも確実に歩んでいるんだなあと感慨深く思った、まだ暑さの残る神無月の始まりの日でした。