大切なことに意識を向ける
『今の私に必要なメッセージだと思いました。とても納得できるし、腑に落ちました。』
念願である自分のお店の開店を間近に控えた、40代の新婚の女性のお話です。
目次
新規開店準備中
メイさん（仮名）は、40代の新婚の女性です。
メイさんにはやりたいことがいくつかあって、そのうちの一つが、自分のお店を開くこと。
実はその夢も実現が間近で、今は、お店の開店に向けて着々と準備を進めているところです。
新婚さんでもあり、お店の開店準備もあり、何かと慌ただしい毎日を過ごしているメイさん。
充実しているけれども、疲れてもいます。
「お店の準備も大変だけど、この先うまくいくか不安もあります。今は大切な時期なので、心も体もより良い状態に整えたいです。」
こう思い、メイさんはセッションを受けました。
開店準備よりも夫婦関係？
新婚生活
セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。
まず、身体が反応したのは、この２つの言葉でした。
”私の身体は骨を早く安全に、そして簡単に治します。”
”健康”
これを聞いたメイさんは、
「最初の言葉は、早く引っ越せってことかなあ・・・。」と言いました。
それに対して身体は”YES"と反応。
実はメイさん、旦那さんと籍だけ入れて、まだお互い別々に暮らしています。
新居を建てる予定ですが、それまでは旦那さんの実家で暮らそうかどうしようか悩み中です。
お店の開店準備でバタバタしていることもあり、悩んではいるものの、今までと同じ状態が続いています。
”早く引っ越そうよ”という身体の反応があったメイさん。
夫婦共通の夢
もう一つ、”健康”という言葉にも反応がありましたね。
２つの言葉を聞いてメイさんが思い浮かべたのは、旦那さんとメイさんの二人に共通すること。
それは、いつか整体のお店を開くことです。
お二人とも心と身体の施術に関心があり、それぞれが少しずつ施術の勉強をしています。
でもそれは、今ではなく、まだ先の未来の夢。
今は、旦那さんは他の仕事を持っているし、メイさんはこれからお店を開店する予定です。
「いつか二人で施術のお店を開きたいね。」と話しているそうです。
手放し難いもの
”その他にも二人に共通することは？”と、身体の反応。
メイさんは思いを巡らせつつ、「一緒に住んでいないことかなあ。」と言いました。
それに対して”YES”と身体の反応。
さらに、”一緒に住んでいないと、どうなるんだろう？”と反応しました。
メイさんは、
「一緒に住んでいないと、自由でいられます。そう、私は自由でいたいんです。」
今の自由を手放し難いメイさん。
でも、身体は”夫婦関係のために引っ越しをする”と反応します。
今度は、”同居している間にどうしたい？”と身体の反応。
その質問にメイさんは、
「自分らしくありたいです。明るく、楽しく。言いたいことを伝え、感謝の気持ちを忘れず。一日一日を大事に。旦那さんを大事に。生き生きと。好きなことをやって。仕事も続けて。・・・。」
と、メイさんのさまざまな想いを聞かせてくれました。
魂が意図した通りの人生を生きる
そんなメイさんに、”メッセージがあるよー”と身体の反応。
そのメッセージはこちら。
私は偶然にではなく、選択によって生きる。
言い訳するのではなく、変化を起こす。
操作されるのではなく、意欲をかき立てられ、
利用されるのではなく、有用なものとなる。
ただ競うだけでなく、上回る。
私は自己憐憫ではなく、自尊心を選ぶ。
他人の行き当たりばったりな意見に従うのではなく、自分の内なる声の叡智に耳を傾ける。
エゴに支配されるのではなく、謙虚に、神の導きに従う。
ただ存在しているだけでは満足せず、魂が意図した通りの人生を生きる。
作者不明
これを聞いたメイさんは、
「今の私に必要なメッセージだと思いました。とても納得できるし、腑に落ちました。」
このメッセージ全体が、メイさんの心に響き、ストンと腑に落ちるものがあったようです。
身体の反応に従って、メッセージのコピーをメイさんに渡し、いつでも見返せるようにしました。
そして、必要なエネルギーワークをしました。
最後に、”５分間ほど引っ越す段取りを考えて”と身体の反応。
しばらくの間、引っ越しの段取りを考えていただいた後、セッションを終了したのでした。
大切なことに意識を向ける
占いではなく癒し
その後、メイさんは、引っ越しと開店の準備に追われつつも、無事にお店をオープンすることができたそうです。
今回は、セッションの最初から”早く引っ越そうよ！”と身体の反応がありました。
セッションでは基本的にこうしたほうがいいというアドバイスはしません。占いではなく癒しのためのセッションだからです。
ですが、たまーーに、こうしたアドバイス的な反応をすることがあります。
セッションで反応があったからといっても、しなければならないということはありません。してもいいし、しなくてもいい。何を選択するかは自由です。
何事も最初が肝心
ことわざで、
『何事も最初が肝心』
『始めが大事』
というものがあります。
物事を始めたときは最初が重要で、はじめにとった態度や方法が、そのまま終わりまで影響するというものです。
メイさんは、もしかしたら、同居したら自由がなくなり自分らしく生きることができないという思い込みが、心の中にあったかもしれません。
でも、結婚したばかりの今だからこそ、夫婦の絆を築くことに重きを置く必要があったのかも。
そして、今が夫婦の絆を築くタイミングであり、今築いた絆が、いつか訪れる最後のときまで、大きな影響を与えるのかもしれませんね。