慢性疲労の改善のために手放したもの

『そんなふうに、日々のなにげない日常を過ごしていけたら、それは最高だなと。』

慢性疲労状態にあった私が、睡眠の改善がどうしてもできなかったときのお話。

眠ろうと思えない

今(2023年)から3年くらい前のこと。

当時、私は、以前から続いていた慢性疲労の改善に取り組んでいました。

その当時、前々から、なかなか疲れがとれないことは感じていたのですが、前年の夏くらいから、日常生活に支障をきたすくらいの怠さが続くようになり、頭がほとんど働かない状態になりました。

それから、人の助けを借りたり、自分でできることを試行錯誤しながら、慢性疲労の改善に取り組みました。

その後、徐々に回復してきたという実感はあったものの、それでもまだ元気とは言い難い状態でした。

その中でも、どうしても改善できずにいたのが、『睡眠』

夜になっても眠る気にならず、布団に入る気にもならない。結果、寝るのが遅くなり、睡眠時間も充分ではない状態が続いていました。

眠れないのではなく、眠ろうと思えなかったのです。

結果、寝るのが遅くなり、睡眠時間も充分ではなく、体調も回復しない。

もちろん今までにも睡眠の改善は試みてみたけど、何をやってもまた元の眠ろうと思えずに起きている状態に戻ってしまう。

意思の力で改善しようと思ってもどうにもできず、行き詰ってしまっていました。

そこで、インテグレイテッドヒーリングのセッションを受けることにしました。

理想の朝を目指す

義務感と焦り

セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。

まずは、寝ることについて話をしました。

「寝るのが遅くなるし、そもそも寝たくないって思うの。会社員だったときに、次の日に会社に行かなければならないのが嫌だったっていう名残がまだ残っているのかもしれない。布団に入る気にもならないのよね。」

「やらなきゃいけないことがあって、寝るのが遅くなるわけではないの。遅くまで起きている時間はくつろいでいる時間のはずなんだけど、実際はくつろげていなくって・・・。それに寝ない自分に対しての罪悪感もあるの。」

ここで、「くつろぐ時間なのにくつろげないのはなぜだと思う?」とプラクティショナー(施術者)の方からの質問。

その点を深掘りしていったところ、身体の反応があったのは、

  • やらなきゃという気持ち
  • 何もできていないのに時間だけが過ぎて焦る気持ち

の2つでした。

そう、この頃の私はやらなきゃっていう気持ちがまだまだ大きかったんですよね。心よりも頭が優位。おまけに怠さで思うように動けなくて、でも時間だけは過ぎていって、焦る気持ちもありました。

変な眠気

次に、「2年くらい前の出来事で、何か思い浮かぶものはある?」とのプラクティショナーの方からの質問。

2年前といえば、アメリカへセミナーを受けに行きました。ただ2日間のセミナーを受けにいっただけで、3泊5日の直行直帰。遊ぶ時間もくつろぐ時間もほとんどなし。

そういえば、その時も体調がおかしかったんですよね。セミナー中ずっっっと眠くて、頭も働かない。せっかくの講義もぼーっとした感じで聞いていて、テキストをもらいに行ったんかい!って感じになってしまったんです。せっかくの機会だったのに、もったいないことをしました。

その眠気は、時差ぼけにしては変だな???と思うくらいのレベルでした。

毎日を旅のように過ごす

次に、「じゃあ、どういう生活ができたらいいと思う?」とのプラクティショナーの方からの質問。

「まずは、朝、すがすがしく起きたい。」

いつも気怠さと共に起きる私にとっては、理想の起床です。

その後も、こういう生活をしたいと思うことをあれこれ話すのですが、そのどれも身体の反応がない様子。

そして、ようやく反応したのが、

『毎日を旅のように過ごすこと』

私は旅が好きなんです。旅に出ると、旅先で目にするもの、聞こえるもの、味わうもの、すべてを楽しんでいる。そして、その感覚や経験に集中し、充実した時間を過ごしている。

そんなふうに、日々のなにげない日常を過ごしていけたら、それは最高だなと。

まさにマインドフルネスですね。

確かに、一日を充実して終え、翌日も楽しい充実した日が来ると思えるのなら、眠ろうという気にもなるし、朝もすがすがしく起きることができるかもしれない。

ということで、それを踏まえて、『その時の一つ一つに集中して楽しんでいる』という信念に変えるためのエネルギーワークをしました。

潜在意識の変容

まずは、変容させる潜在意識のトピックを確認しました。それは、以下の4つです。

  • やらなきゃという気持ち
  • しんどくてもくつろげていないこと
  • 寝るのが遅くなること
  • 布団に入る気になれないこと

そして、睡眠に関するエネルギー的なレベルに蓄えられている記憶を消去するエネルギーワークを行いました。

こうしてセッションは終了したのでした。

その後のこと

セッション後の変化

セッション後は、[眠ろうと思えない]ことはなくなりました。

ただし、[眠りたいと思う]ようになったわけでもないので、もう寝る時間だから、意識して眠るようにする、といった感じです。そしたら普通に眠れました。

もう一つ変化したのが、睡眠の質。

当時の私は睡眠の質を計るガジェットを身に付けて寝てたんですが、その数値がセッション後は明らかに良くなりました。自分の体感としては睡眠の質が良くなったという感じはしないのですが、数値を見ると良い変化が表れていたんです。

3年後の今現在

そして、3年経った今現在、どんな状況かというと、[眠ろうと思えない]ことはないですが、[眠りたいと思う]こともないのは相変わらずです。

ただ、以前と違うことが2つあります。

一つは、以前は寝ようとしなければいつまでも起きていられそうな状態だったのが、今は眠くて起きていられないことがあるということ。

もう一つは、起きていたとしてもくつろげること。そして、くつろいで心が落ち着いたころには、寝ようと思うようになったことです。

今思えば、あの頃は、暗闇の中を手探りで試行錯誤している状態で、本当に大変だったなと思います。

今も気をつけていないと睡眠不足に陥りがちなのは相変わらずですが、寝起きの気怠さはさほど感じなくなりました。

まだ『その時の一つ一つに集中して楽しんでいる』とは言えないですが、これからも、朝すがすがしく起きることを目指して、徐々にでも改善し続けていきたいと思います。

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セッション事例

Posted by yumiko