輝くために恐怖を手放す
『「目立っちゃいけない、表にでちゃいけない。」という気持ちを探っていって、出てきたものは・・・。』
インストラクターの仕事をしている、育ち盛りの二人のお子さんがいる50代の女性が、恐怖を手放すお話しです。
目立っちゃいけない表に出ちゃいけない
はなさん(仮名)は、インストラクターをしている50代の女性です。育ち盛りの二人のお子さんがいます。
インストラクターという仕事柄、はなさんは人前に出て、お話をする機会が多くあります。
そして、プライベートでも、人前でお話をする機会があります。
なのに、なぜかはなさんには、「目立っちゃいけない、表に出ちゃいけない。」という気持ちがあります。
興味があって自分で選んだ仕事なので、やる気もやりがいもあります。ですが、同時に、人前に出たくない、やりたくないという気持ちもあります。
そんなはなさんがセッションを受けました。
見ていることと見られていること
下の子のこと
セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。
最初に身体が反応したのは、二人いるお子さんのうちの下のお子さんのこと。”下のお子さんはどんな子か聞かせて”と身体が反応します。
はなさんから見た、育ち盛りの下のお子さんの印象は、
「とにかく落ち着きがないです。ぴょんぴょんはねるし。あと、生意気。上の子に対して対等だと思ってるし、なんでもできると思ってる。その上、頑固なんです。」
一通り話してもらったあと、”オラクルカードの文章を読んでー”と身体の反応。
反応したのはこちらの文章でした。
大人になるにつれて好奇心をどこかに置き忘れてしまったのではないでしょうか。
HEALING WITH THE ANGELS
“この文章を聞いてどう思った?”と身体の反応。
いまいちピンとこなかったはなさんですが、あれこれ思いを巡らせているうちにたどり着いたのは、
「私はできないって思いました。そう、私、行動力がないのでできないんです。」という思いでした。
2つの行動
お店を開きたい
すると、”じゃあ、行動力があったら何をする?”と身体の反応。
「そうですね・・・。行動力があったら、自分でお店を開きたいです。でも、それをしたら下の子が寂しく感じるんじゃないかと心配です。お店を開くと、どうしてもお店に費やす時間が多くなるけど、たぶん、下の子は一緒にいてほしいんだと思います。」
ここでまた、”オラクルカードの文章を読んでー”と身体の反応。
物事はある状況から別の状況へとシフトをし続けながら進化していきます。物事を制限することを諦めるようにお願いしています。
MAP
“この文章を聞いてどう思った?”と身体の反応。
「この言葉、私の今の状況を良く語っていると思います。うーん。そうですねー。あと、ふと思ったのは、たぶん、下の子は大人の真似をしたいんじゃないかなと思います。」
”じゃあ、どうしようか?”と身体の反応。
「下の子を上の子と同じようにフラットに扱ったらどうだろう。そしたら下の子が寂しくなることが少なくなるんじゃないかな。」
今まではなさんは、上のお子さんは上のお子さんらしくあるように、下のお子さんは下のお子さんらしくあるように、違う接し方をしていたとのこと。
下のお子さんは大人の真似をしたかったにも関わらず、無力な小さなこどものように扱われて、寂しさを感じていた。なので、上のお子さんと同じようにフラットに扱えば、自立心が芽生え、寂しさが和らぐのではないか、とはなさんは考えたのでした。
それに対して、”じゃあ、やってみよー”との身体の反応。
はなさんも、「今日から早速やってみます。」と、挑戦してみることに決めました。
勉強したい
”その他にも、行動力があったら何をする?”と身体の反応。
「あとは、勉強したいです。」とはなさん。
”そんなはなさんを見て、お子さんたちはどう感じると思う?”と身体の反応。
「そうですねー。こどもたちは、私のことを輝いているとか、満足していると感じるんじゃないかと思います。私の結婚式のときと同じくらいに!」
はなさんは、結婚式の時、自分は輝いていたし、とても満足していたというお話を聞かせてくれました。
自分が人生の主役になる
”じゃあ、結婚式のように、はなさんが輝いていて、満足しているのって、どんな状況?”と身体の反応。
「どんな状況だろう?自分が主役の人生を送っているときかな。」
ここで、”『自分が主役の人生を送る』に信念を変えていこう!”と身体の反応。
これには、はなさんも納得の様子で、こうして、『自分が主役の人生を送る』という信念に変えるワークをしていくことにしました。
恐怖を取り除く
はなさんが行ったのは、’恐怖を取り除くこと’でした。
はなさんが今感じている恐怖は、「目立っちゃいけない、表に出ちゃいけない。」というものです。
では、その気持ちはどこからきているかと探っていきました。
すると出てきたのは、他人からの’見られている『視線』’。
みんながこっちを見ている、注目しているという視線を感じると、はなさんは恐怖や不安を感じ、力を奪われたように感じていたのでした。
「今、人から見られているという視線を思い出すだけでもかなりのストレスです。」
そんなはなさんのストレスを和らげるエネルギーワークをおこない、セッションを終了したのでした。
一つ一つ癒していく
セッション終了直後のはなさんは、
「ストレスがなくなったわけではないけど、さっきよりは和らいだのを感じます。」
と、言っていました。
後日いただいた感想では、
「視線ですけど、なんだか今日は、私に視線が向けられているのを想像すると心地よいというか・・・輝いている自分と思えます。
大勢の中の私は、視線を感じると言うより、私を見ないで、見つけないでという思いです。特に、私より後ろにいる人に対して・・・。」
とのこと。
『視線』に対する恐怖を取り除いたことで、感じ方が大きく変わったようですね!
そして、早速次の課題が出てきたようです。
ヒーリングでは、玉ねぎの皮を一枚一枚剥いていくように、一つ一つ癒していくことで、核心に近づいていくと言われています。
クライエントさんも、回を重ねていくと核心に近づいていくと感じる方が多いです。
今回のセッションは、前半は、はなさんが下のお子さんをどう見ているかについてのセッションでしたが、後半ははなさんが周りの人にどう見られているかについてのセッションでした。
もしかしたら、はなさんが周りからこう見られているのではないかという思いが、下のお子さんに対する認識にも影響していたかもしれませんね。
自分が主役の人生を送るのを妨げていた恐怖を克服したはなさんでした。