不安を乗り越えたその先にあったもの
『いつもなんとかしなきゃって思っているし、心配で、考えすぎて、疲れてます。』
不安を抱え、疲れた毎日を送っている、シングルマザーの50代の女性が不安を乗り越えるお話です。
明日が来ないかもしれない
モカさん(仮名)は、シングルマザーで50代の女性です。
モカさんには、手放せない不安があります。
それは、『明日が来ないかもしれない、このままいなくなってしまうのではないか』という不安です。
夜、一日の家事がひと段落して、さあ寝ようかと布団に入ると、「明日が来ないかもしれない、このままいなくなってしまうのではないか」という不安に襲われます。
そして、不安を抱えたまま、布団の中でスマホをいじることが止められなくなります。
安らぎの時であり、リラックスして心と身体を休めるはずの夜の睡眠が、不安の時になっている。
そんなモカさんがセッションを受けました。
愛とは気づくこと
真実の自己意識とつながること
セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。
まず身体が反応したのは『真実の自己意識に出会い、自分がなすべきことがはっきりと自覚できるようになる。』という言葉。
この言葉を聞いたモカさんは、
「私は真実の自己意識とつながっていないから、自分のなすべきことが自覚できていないのかしら。だから、あれこれと考えすぎて疲れてしまうのかもしれない。」
と思いました。
自分自身への愛
次に”カードの説明文を読んで”との身体の反応。そのカードは、【愛(LOVE)】でした。その説明文がこちら。
人生とは、「私たちは『愛』そのものです。」という認識へ向けての、霊的な進化と成長の過程です。神は『愛』そのものであり、私達を自らと同じように作られました。私達の魂の旅は、癒しによって「自分は『愛』以外のものという幻想から目覚め、「自分の本質は『愛』」ということを認識することです。『愛』は分かちあいです。『愛』とは与えることです。『愛』とは自分から人に手を差し伸べることです。『愛』はお互いから受け取ることです。『愛』とは私達と大いなる存在とをつないでいる糸——一体感——に気づくことです。つらく苦しい世界ができるのは、これ以外のことを信じている観念があるからにすぎないのです。私達の本来の姿を思い出し、発見することによって『愛』のある安全な世界になるのです。
このカードを引いた人の今日は喜びの一日です。今日は自分のためにも全世界のためにも、神の『愛』を最も受け取りやすく、認識しやすく、神の『愛』に導かれやすい日なのです。今日のあなたは、『愛』の親善大使であり、『愛』の吟遊詩人です。『愛』こそが本当の現実であり、その喜ばしい知らせをあなたがもたらすのです。今日一日を自分自身への『愛』でいっぱいにしましょう。そうすると『愛』が溢れだし、あなたを通して他の人達にも『愛』が降り注がれるでしょう。そしてあなたは本来の自分は『愛』であることを思い出し、あなたを通じて癒しとミラクルがもたらされるでしょう。
セルフ・セラピー・カード
この文の中でモカさんの印象に残ったのは、『今日一日を自分自身への『愛』でいっぱいにしましょう。』の文でした。
「私は自分自身への愛でいっぱいにはなっていないです。いつもなんとかしなきゃって思っているし、心配で、考えすぎて、疲れてます。」
と、モカさんは思ったのです。
愛に関するメッセージ
ここでモカさんに、”メッセージがあるよー”との身体の反応。
それは、先ほど読んだ【愛(LOVE)】のカードの説明の中の一文でした。
”『愛』とは私達と大いなる存在とをつないでいる糸——一体感——に気づくことです。”
モカさんは、この言葉を身体全身で味わっている様子でした。
不安を乗り越えた先
モカさんは、『明日が来ないかもしれない、このままいなくなってしまうのではないか』という不安を抱えています。
そして、いつも心配がつきまとい、心配しすぎて疲れ果てています。
そんなモカさんに、”疲れなかったらどうする?”と身体の反応。
「う〜ん、そうですね、疲れなかったら、片付けをしたいです。今は疲れて気力も失くしていて、家の中が散らかっているんです。それを片付けたいです。」
すると、”片付けたらどうなると思う?”と身体の反応。
「すっきりすると思います。家の中はもちろんだけど、何よりも私自身がすっきりすると思います。」
ここで、”じゃあ、この信念へと変えていこうー”と身体の反応。それに対してモカさんもしっくりくるとのことでした。
ということで、『すっきりした自分になる』という信念に変えていくワークをしました。
4つのエネルギーワーク
甲状腺の機能をエネルギー的に同調させる
まず行ったのは、甲状腺の機能をエネルギー的に同調させること。
甲状腺の機能とは、甲状腺、視床下部、脳下垂体の3つの内分泌腺を指します。
これらの内分泌腺の機能がバランスよく働いていないと、身体だけでなく、感情にも問題が生じます。
甲状腺が働きすぎると、落ち着かなかったり、不安になったり、やたらと汗をかいたり、動悸が起きたり、様々な症状があらわれます。
逆に、甲状腺の働きが弱いと、疲れが取れなかったり、注意散漫になったり、むくんだり、息苦しくなったりと、こちらも様々な症状が現れます。
心身の健康のために、働きすぎず、働きが弱すぎず、ほどよくバランスがとれた状態が必要です。
宿題
次に身体が反応したのは、”家に帰ってからやることがあるよ”とのこと。
それは、『スマホを寝室に持ち込まないこと』でした。
なんと、潜在意識から宿題が出たのでした。
布団の中でスマホを見ることが習慣になっているモカさんは、「できる自信があまりないけど、やってみます。」と、早速その日の夜から挑戦することにしました。
音叉
次に行ったのは、音叉のワークです。使ったのは、新月の音叉と満月の音叉です。
両方とも体内リズムを整える作用があります。新月の音叉はエネルギーの滞りを解消し、満月の音叉はエネルギーを補充します。
メッセージ
最後に、”メッセージがあるよー”との身体の反応。そのメッセージはこちらでした。
奇蹟を起こすために必要なステップへと導いてくれるでしょう。
Mary, Queen of Angels
こうしてモカさんはセッションを終えたのでした。
毎日がミラクル
セッションから数日後、モカさんからこんなご報告をいただきました。
「あの、どうしようもなかったひどい肩凝りが、次の日にはほぼなくなっていて、びっくりです。
考え過ぎで肩が凝っていたのでしょうか!?
ミラクルも幾つかあり、毎日がミラクルと思えますが、潜在意識は「そうじゃない!」と言いたいかも。
「ほんと、わかんないやつ!!」と思っているのかも…。で、見放されるんじゃないかと顕在意識は思ってしまい…。
夜、「明日の朝、居なくなるんじゃないか」と思うことも無くなりました。明日もあるって思えます。
携帯電話も寝室には持ち込まず(今は、寝室でメールしてしまいましたが、後で出します)この変化はまだわからないけど、そのうちになにかあるかもです。また様子みます。」
何か肩の荷がおりたようで、すっきりした様子のモカさん。
実はミラクルは毎日起きているけれども、それに気づけるようになったのかもしれませんね。
不安を乗り越えて前に進む姿を見せてくれたモカさんでした。