自分のためにならない無意識の行為を解消する

2023年3月5日

『自分が望む方向へ行こうとすると、孤立や孤独を感じて、無力感に襲われる。それゆえ望む方向へ向かえない。』

私が孤独感と孤立感に圧倒されたのをきっかけに受けたセッションのお話です。

陰極まれば陽となる

陰極まる

昨年(2022年)の春のことです。

世間が開放感いっぱいになるゴールデンウィークに、5日間のオンライン瞑想リトリートに参加しました。

その前の年(2021年)にも参加して、その時は充実した良い体験だったので、今回もそんな期待を抱いて参加しました。

が、体験したのは期待とは真逆のこと。

なんと!

リトリート中に感情に圧倒されてしまいました!

なーんか頭の中がワンワンとうるさくて、「これじゃ瞑想にならないよー。」なんて思っていたら、ふと気づいてしまったんです。

そう、その騒がしさの向こうに孤独感・孤立感があることを。

気づいた瞬間に、孤独感・孤立感があふれてきて、あっという間に圧倒されてしまいました。嗚咽は止まらないし、全身がビリビリと痛いしで、瞑想どころじゃなかったです。

この後は、孤独感・孤立感に対処してリトリートが終わってしまいました。

リトリート後も対処する日々は続き、ほんの少しづつではあるけど、気持ちが和らいでいくのを感じはするけれども、まだまだつらさがある。

このつらさをインテグレイテッドヒーリングで和らげることはできないだろうかとセッションをお願いしました。

陽となる

そして、お願いしてからセッションを受けるまでの間に、MSC(マインドフル セルフコンパッション)の半日瞑想リトリートに参加しました。

リトリート後は、落ち着いた感じではありましたが、心が満たされた感じはなく、つらい気持ちも残っていました。

が、

その翌日、

なんとも言えない多幸感に包まれ、心が満たされた感じになり、しばらくの間、穏やかさと静けさの中で日々を過ごしました。

そして、お願いしていたセッションを受けました。

無力感を振り落とす

無力感と行き詰まり

セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。

セッションの詳細はあまり覚えていないのですが、残っているメモを見ると、『無力感』と『行き詰まり』を取り扱っています。

そういえばあの頃、自分の生活のすべてが、にっちもさっちも行かない感じがしていたなーと思います。

私は何もできない気がしていて、エネルギーがなく、ただただ疲れている。そんな感覚が常にあったように記憶しています。

静寂さへ向かう

そんな私の新しい方向性としたものは、当時感じていた感覚とは真逆のエネルギーが溢れている状態でした。

私の考えるエネルギーが溢れている状態とは、日々充実していて、楽しんでいる。尚且つ、人と繋がっている。そんな状態です。

けど、”それってつまりどういう状態だろう”と身体の反応があります。

「?????」

全く何も思いつかない私。あれこれ思いを巡らせても、なーんにも出てきません。

すると、プラクティショナー(施術者)の方が、「私わかったかも。」と言うではありませんか。

プラクティショナーの方が言うには、「静寂さじゃない?」とのこと。

そう、静寂な状態は、判断も抵抗もない、リラックスし流れに身を任せている状態。

物理学的には、抵抗がないときはエネルギーの損失が起こりません。(参考:超伝導)エネルギーの損失がないということは、エネルギーが高いまま維持できるということ。

エネルギーが溢れている状態って、つまり静寂な状態じゃん。

私には静寂さが心地よく、静寂さに近づくためにマインドフルネスやセルフコンパッションを実践しているのに、なぜ忘れていたんだろう。

ということで、無力感を『静寂さに向かう』という信念に変えるためのエネルギーワークをしました。

2つのエネルギーワーク

自己破壊プログラムを解除する

自分のためにならない無力感

最初に行ったエネルギーワークは、『自己破壊プログラムを解除する』こと。

自己破壊とは、自分のためにならないことをする無意識の考えや行動のことです。

例えば、お酒をやめたいのに、ついついお酒を飲んでしまうというようなものです。これを続けていると、自分にはできない、何をしても無意味だと思い込むようになります。

私の場合、自己破壊となっているものは、『無力感』でした。特に、大多数のいわゆるメジャーから外れると孤立感や孤独感が出てくることです。

私がやりたいこと、在りたいことって、今まで私の周りにいた人たちを見ると、かなり少数派、ときには誰もいないことが多いんですよね。なのに、自分が望む方向へ行こうとすると、孤立や孤独を感じて、無力感に襲われる。それゆえ望む方向へ向かえない。まさに自己破壊の行為ですね。

オンライン瞑想リトリートでは、この孤立感や孤独感が一気に溢れ出た感じでしょうか。

無力感の根本原因

今回は、この根本原因となった出来事がでてきました。

それは、私が小学1年生のときのこと。国語で漢字の書き順についての授業の時です。

手を挙げて、先生が選んだ人が前の黒板に漢字を書くというときがありました。私が選ばれて、黒板に漢字を書いたところ、クラス中から大爆笑が起こったのです。

私が書いた漢字の書き順が間違っていたからでした。

私の自尊心はズタズタになり、恥ずかしさに襲われました。

先生は、クラスの人たちをたしなめ、私をフォローしてくれましたが、そんな先生の気遣いの心は私には届きませんでした。

こんなちょっとした出来事が、やがては私の今の自己破壊の行為へと繋がっていたんですね。

無力感を振り落とす

そしてもう一つ行ったのは、『無力感を振り落とす』こと。

このワークをして感じ方が変わったのを覚えています。

こうしてセッションは終了したのでした。

静寂さへ向かっていく

この後、MSC(マインドフル セルフコンパッション)の半日瞑想リトリートの余韻もあり、しばらくの間は、幸福感に包まれて日々を過ごしたことを覚えています。

その後は、このセッションを受けたことはすっかり忘れていました。

そういえば、あの時のような脱力した何もできないと感じる無力感は今はないです。

私はあの時よりも少しは静寂に近づけたのだろうか?

自分ではよくわかりませんが、日々一歩ずつ、コツコツと積み重ねて、静寂さに向かって歩んでいきたいと思います。

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セッション事例

Posted by yumiko