人生で楽しさを味わうことを妨げている信念を手放す

『今まで、人の枠の中にあてはめた形でしか自分を見てもらえず、しかも人の枠の中では評価されることがなかった。』

仕事で前向きになれず、過去の嫌なことを思い返しては悩んでいる、先生をしているアラサーの女性のお話です。

仕事に対して前向きになれない

ラテさん(仮名)は、先生をしているアラサーの女性です。

人に教える立場の仕事をしており、本来はやりがいのあるはずの仕事なんですが、どうしても仕事に対して前向きになれません。職場での人間関係もうまくいっているとは言えないところがあり、仕事に行くのも憂鬱です。

また、ラテさんには、つらい思い癖があります。それは、過去の嫌なことを引っ張り出して、思い返して悩む、という癖です。

そんなラテさんがセッションを受けました。

人生で楽しさを味わう

苦い思い出

セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。

今回セッションで取り扱うこととして身体の反応があったのは、『集団が苦手』ということでした。

ラテさんは、集団の中にいるのが苦手とのことです。

そして、まずは、”指導者”という言葉に身体の反応がありました。

この言葉を聞いて、ラテさんが思ったのは、吹奏楽のことでした。ラテさんは、子供に吹奏楽の指導をしているとのこと。

以前、ラテさんは、カリスマ的な方の後任として、その方の下についたことがあったそうです。ラテさんは、その方の下で、「自分はこのカリスマ的指導者の後を継げるのだろうか。自分はカリスマ的指導者になれるのだろうか。」と思い悩んだそうです。

しかし、結局、後になって振り返ってみると、いいように使われていただけだったという苦い思い出があります。

楽しむために

ここで、”ラテさんは、指導者としてどうしていきたい?”と身体の反応。

「そうですねー。効率のよい方法でやりたいです。今のやり方は、決まりきったものをやっている感じがあって、何のためにやっているかわからないものもあるし、無駄が多い気がします。いろんな絡みもあるので、難しいところもありますが、効率のよい方法でできたらいいなと思います。」と、ラテさん。

”じゃあ、効率のよい方法でできたとしたら、ラテさんはどうなると思う?”と身体の反応。

「そしたら、楽しみながら上手にできると思います。」と、ラテさん。

”じゃあ、楽しみながら上手にできるようになるには、どうしたらいいと思う?”と身体の反応。

「後ろめたい感じをなくしたら、楽しみながらできると思います。」と、ラテさんは考えました。

ラテさんは、常に後ろめたい感じがあって、楽しめきれないことが多々あるとのことでした。

おもしろさを広げていく

ここで、”ラテさんが、楽しい時ってどんな時?”と身体の反応。

「そうですね・・・。料理で美味しくできた時に、おもしろいって思います。」

”じゃあ、そのおもしろさを生活全般に広げていったらいったらどうなると思う?”と身体の反応。

これを聞いたラテさんに思い浮かんだのは、生活全般が楽しくなることではなく、それとは反対のことでした。今まで、人の枠の中にあてはめた形でしか自分を見てもらえず、しかも人の枠の中では評価されることがなかったことが思い浮かびました。

そんなラテさんが、心から湧いてくる楽しさを表現できるようになるために、『人生で楽しさを味わう』という信念に変えるためのエネルギーワークをおこないました。

自分を制限してしまう信念を除去する

今回、ラテさんがおこなったのは、自分を制限してしまう信念を除去するということでした。

どうやらラテさんは、『人生で楽しさを味わう』ことを妨げている信念を持っているようです。

引き寄せの法則的に言えば、人は持っている信念と一致する経験をします。なので、ラテさんが『人生で楽しさを味わう』ためには、それを妨げている信念を手放す必要があります。

身体が反応したのは、”自分や自分の将来、成功、人間関係、家族、健康などについて、自分でしてしまう、あるいは人がする、制限を課すような予言。これが、人生で「勝利」しようとして日々苦闘する際に、常に自分につきまとっている”という言葉でした。

ラテさんには思い当たるところがあって、「私は他の人からの反応をすべてそのまま受け入れてしまうんです。」とのことでした。

それがラテさんにとって、『人生で楽しさを味わう』ことを妨げてしまう信念となっていたようです。

音叉で経絡を整える

そして、ラテさんのエネルギーワークには音叉も使いました。音叉を使って、経絡を調整しました。

経絡とは、東洋医学の考え方で、身体に流れているエネルギーの道筋のことを指しています。

ラテさんは、小腸を通るエネルギーの道筋である小腸経のエネルギーを整えました。

いつもは何故これをするのかという理由を聞くことはありませんが、このときはなぜか身体が小腸経のエネルギーを整える理由を伝えてきました。

それは、”胃経(胃を通るエネルギーの道筋)の目のあたりのエネルギーを整えたいので、小腸経のエネルギー調整をするように”とのことでした。

ということで、音叉を小腸経のツボにあてて、エネルギーを整えていきました。

そして、その他にも必要なエネルギーワークをして、セッションは終了したのでした。

溜まっていた涙を流す

東洋医学の五行でいうと、胃経は土のエネルギー、小腸経は火のエネルギーになります。

火からできる灰が土を肥やしていきます。土を肥やすために火をおこす、もしくは、土が余分にあるので火を小さくします。

今回は、胃経の土のエネルギーバランスをとるために、小腸経の火のエネルギーを整えたようですね。

また、胃経は、目の下あたりから始まっています。その始まりのツボは、涙を受け止めるという意味で『承泣(しょうきゅう)』と名付けられています。

今まで、いいように扱われたと感じたり、評価されないと感じ、溜まっていた涙を流すことができるように、胃経の目の周りのエネルギーを整えたのかもしれません。

そして、自分を制限する信念のために他の人の反応をみていた目を、もっと視野を広げて違うものも見ることができるようにするためという意味もあったのかもしれませんね。

そして、胃も小腸も消化器系の臓器になります。

美味しい食べ物を味わうには、胃腸が健康である必要があります。そして、『人生の楽しさを味わうためにも、胃腸のエネルギーバランスを整える必要があったのかもしれませんね。

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セッション事例

Posted by yumiko