思考パターンを変えて自由に今を楽しむ

私は何かあるとすぐに自分がいけないのかと思ってしまうんです。

ヨガのインストラクターをしている自信が持てないアラフィフの女性のお話です。

渡印を断念

こまちさん(仮名)は、ヨガのインストラクターをしているアラフィフの女性です。

こまちさんは、最近、悩みに悩んだ末にやめたことがあります。

それは、インドでヨガを受講することです。

こまちさんはヨガを教えるだけでなく、ヨガのインストラクターを養成する資格も持っています。

そして、さらにヨガの学びを深めたいと思っていたところ、こまちさんが行っているヨガの元となっているものがインドで学べることを知ったのです。ですが、子供のことや金銭的なことを考えた末、インドに行くことを断念しました。

そんなこまちさんがセッションを受けました。

楽しまないことをやめる

セッションで取り扱うこと

セッションはすべて身体の反応を確認しながら、身体が反応することに従って進めていきます。

こまちさんは、自身の体調のことや金銭的なこと、人間関係など、セッションで取り扱いたいことはいろいろありました。ですが、今回のセッションで取り扱うと身体が反応したのは、”インドでヨガを受講したいこと”についてでした。

仕事で変えたいこと

最初に、”文章を読んで”との身体の反応。その文章は、

同じような反応が、現在でも地球のあちこちで起こっているのではあるまいか。苛酷な政府の抑圧政策によって長年にわたって行動や思想・言論の自由を奪い取られてきた人びとが、ある日突然に自由を与えられた国が数多くある。東西冷戦という大きな枠組みがはずされた後の世界の中で、激しい内戦や暴動が頻発しているのは、そういった人びとの心理的な反応があるからである。

ベスト・パートナーになるために

というものでした。

”これを聞いて思ったことはある?”と身体の反応。

「そうですねー。今、変えたいと思っていることがあるんです。」と、こまちさんは答えました。

”何を変えたい?”と身体の反応。

こまちさんが変えたいと思っていることをいくつかあげてくれた中で身体の反応があったのは、”仕事”でした。

”仕事の何を変えたいと思う?”と身体の反応。

「お客さんに対することです。自信が持てないというか、なんか気が引ける感じがするんです。ヨガの他にもう一つ仕事をしているんですが、どちらの仕事もお客さんに対して気が引けてしまうんです。本当はもっと自信を持って堂々とできたらいいのにと思うんですが、できないんです。なので、その辺が変えられればいいなと思います。」と、こまちさんは言いました。

繰り返す思考パターン

次に、”文章を読んで”との身体の反応。

その文章は、”胎児の動きから生ずる能動的な刺激”というものでした。

”この能動的な刺激で何が起こると思う?”との身体の反応。

「情緒的な発達が起こると思います。」と、こまちさんは答えました。

”じゃあ、この情緒的な発達によって何が起こると思う?”との身体の反応。

「そうですね・・・。この情緒的発達が今の思考パターンに影響しているんじゃないかと思います。」と、こまちさんは答えました。

”こまちさんは今、どんな思考パターンがある?”と身体の反応。

「私は何かあるとすぐに自分がいけないのかと思ってしまうんです。ヨガでももう一つの仕事でもそう。明らかに自分が悪くなくても、反射的に自分がいけないのかと思うんです。いつもそうなんです。」と、こまちさんは話してくれました。

自由に今を楽しむ

”じゃあ、インドでヨガを受講したら、こまちさんはどう変わると思う?”と身体の反応。

こまちさんは、「そうですねー。インドでヨガの学びをもっと深めることができたら、いろんなことにこだわらなくなるんじゃないかなと思います。今は、うまくいかないんじゃないかとか、嫌な思いをするんじゃないかとか、面倒だとか、いろいろ考えてこだわってしまい、結局、身動きが取れなくなっているような感じなんです。」とのこと。

”じゃあ、こまちさんは何にこだわらなくなればいいと思う?”と身体の反応。

こまちさんいくつかあげてくれた中で身体の反応があったのは、”仕事の条件”でした。

”仕事の条件にこだわらなかったら、こまちさんはどうなると思う?”と身体の反応。

「ヨガの仕事ももう一つの仕事も、条件にこだわらなくなったら、自由に今を楽しむことができるようになると思います。」と、こまちさんは答えました。

ということで、『自由に今を楽しむ』という信念に変えるためのエネルギーワークを行いました。

不要な誓いを解く

今回おこなったエネルギーワークは、不要な誓いを解くことです。過去に立てた今となっては不要になっている誓いから解放するということをおこないました。

ということで、こまちさんの今は不要となっている誓いを具体的に探っていきました。

すると、身体が反応したのは、”みんなに対する誓い”でした。こまちさんにとっての”みんな”とは、仕事に関わるすべての人たちのことです。お客さんや同僚、上司も含めたみんなです。

どんな誓いかというと、”楽しまない”ということでした。こまちさんは、自分が楽しむと責任者に迷惑がかかるので、”楽しまない”という誓いを立てていたのでした。

過去にこまちさんは、必要があって”楽しまない”という誓いを立てたようです。ですが、状況が変わった今では、この誓いは、こまちさんが『自由に今を楽しむ』ことの妨げとなっていました。なので、こまちさんの人生が前に進むことができるように、この誓いを解いていきました。

そして、その他にも必要なエネルギーワークをして、セッションは終了したのでした。

自由と安全

生きていれば、楽しいこともあるし嫌なこともあります。

こんな言葉があります。

安全を得るために自由を放棄する者は、そのどちらも得られないし、得るに値しない。

ベンジャミン・フランクリン

うまくいかなかったり、嫌な思いや気まずい思いなどのリスクを避けていたら、確かに安全ではあるかもしれないけど、自由ではなくなりますね。そして同時に、楽しさもなくなります。

もしかしたら、こまちさんが”楽しまない”という誓いを立てたときは、こまちさん自身がリスクに対応できない状態で、こまちさんが自分自身を守る必要があったのかもしれません。

でも、状況が変わり、こまちさん自身も強くなったことで、過去に立てた誓いが不要になり、誓いを解くことができたのかもしれませんね。

その後、こまちさんがインドに行ったという話は聞きませんが、インドに行っても行かなくても、自由に今を楽しむことができれば幸いです。

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事例・ご感想

Posted by yumiko